みやはらたかおの
日記みたいなコーナーです


2009/1/31 24:50 動画はどうか

左上のテレビの中で
ムクドリがぱたぱた飛んでますが
これはビデオで撮ったのですか
と聞かれました。
実はそうではありません。
別々に撮ったデジカメの3つの写真を切り抜いて

フラッシュっていうソフトで
大きさや位置を変えて
何度も動かしているだけなのです。
つまり写真のアニメーションなのでした。
これで飛んでるように見えるから
動画って不思議です。


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2009/1/30 25:50 金魚羊羹と鳥

コシカちゃんからいただきました。
青森のお土産です。
ニックネームではなくて
小鹿さんという人なのです。
なんでも青森には鹿のついた名字がたくさんあるそうです。
男鹿さんとか鹿内さんなら聞いたことあるけれど
小鹿さんとは初めて聞きました。
できれば婿養子に入りたいくらい
いい名字だと思いました。

この金魚の中には
爪楊枝でぷっちんちゅるんの羊羹が入っています。
それだけでもグッドなのに
一枚の紙で丸い物を包んで
金魚の形にしてしまう。
うーん、すばらしいデザインです。
金魚でぷっちん羊羹とは
青森おそるべし
というか弘前なんですね。
同じ青森でも
弘前市は ねぷた
青森市は ねぶた だそうで
弘前でねぶたって言うと感じ悪いそうです。
おぼえておきましょう。
でもぼくは記憶力ないので困りました。
緊張して弘前でねぶたと言ってしまいそうです。
そこで考えました。
独身女性に失礼がないように
ミスとかミセスじゃなくてミズって言いますよね。
だから青森で失礼がないように
ねぶたとかねぷたじゃなくて
ねふた
にしたらどうでしょうか。
だめですか。
そうですか。

右の鳥は同じく青森の鳩笛です。
いい音です。
きれいな色です。
青森は色がポップでいいです。
頭の上のラビみたいな帽子の感じが
うちのピーちゃんにも似ているし
メキシコの焼き物にも同じものがありました。
中南米ではある時代を境に
縄文土器が発掘されるそうです。
それを根拠に
縄文末期の気候変動で
日本には暮らせなくなってしまった縄文人が
北回りに海を渡ってアメリカ大陸に住み着いた
と言っているアメリカの学者がいました。
だからそっくりな物があっても不思議じゃないのかもしれません。
最近のお土産は全国どこでも同じようになってしまって
つまらないものが多いですが
こういうセンスのいいお土産がある青森はグッドです。
一度行ってみたいものです。
左の小さい鳩は
もともとうちにあったもので
九州の骨董屋で買いました。

お土産といえば
こないだ鎌倉に行ったときのお土産がこれ。

右は有名な鳩サブレーでおいしいです。
左のシジミみたいなのも同じ店で売ってました。
お干菓子つまり落雁です。
しかーし、これはとてもまずいです。
買わないほうが身のためです。
形はほんといいのにもったいない。


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2009/1/29 25:30 足湯の洗濯かご

世の中はAソ連型のインフルエンザが流行っているそうです。
今年のAソ連型はタミフルが効かないそうで
ワクチンを打ったほうがいいですよ。
ぼくはワクチンもシャブも打ったことないですけどね。
手荒い手洗いと鼻うがいと足湯で
風邪なんか恐くないやい!
足湯と言えば
ぼくは寝る前に毎晩足湯してますが
お風呂です。
綿入れを着込んで
下半身だけすっぽんぽんになって
風呂の残り湯で足湯するのです。
でもそれはちょっとという乙女には
これがおすすめ。

雑貨屋でよく売っているこれは
洗濯用のかごですが
えらく丈夫なので足湯にも使えます。
これにお湯をためて
椅子の前に置いて
足を入れたらバスタオルをかけます。
ぬるくなってきたら
ポットに入れたお湯を適宜足してください。
額にうっすら汗かくくらいまで
だいたい30分くらいかな。
風邪っぽいなというときなど
足湯をしてお風呂には入らず
さっさと寝ましょう。
これで大丈夫。

インフルエンザの菌は
寒くて乾燥しているところが好きなので
寝る前に
加湿器と保温
これは大事です。
帰宅したら手洗いと顔も洗ったほうがいいそうです。
顔や服にも菌がついてくるのだそうです。
電車などに乗るときは
つり革など触らないほうが無難です。
もし鳥インフルエンザが日本にも上陸したら
自宅でパソコンで仕事するってことになるかもしれないですね。
新型インフルエンザのせいで
一億総引きこもり
なんて。
前から思っていたのですが
電車のつり革は金属製にするべきだと思います。
なぜかというと
金属の上では細菌はほとんど生きていけないのです。
つまり硬貨にはほとんどばい菌がいなくて
お札はばい菌だらけ
というわけです。


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2009/1/28 25:50 オコノミニハ ソバハイレヘン

月曜火曜と飯田橋の法政大学に行ってきた。
最近の大学はみんなビルみたいになってしまって
木もないし美しくないし
キャンパスって感じがしない。
都心にあったほうが若者はうれしいんだろうけど
大学は田舎の緑あふれる場所に作るべきだと思う。
なにかと最新の情報を知りたがる若者を
わざと情報から隔離して
ゆっくりと自分で考えさせる。
それがいいと思います。
日本の若者は情報にまみれ過ぎて
ほんうに可哀想です。
こんな状況ではなかなか独創的な人が
出て来ないと思うので
若者から最新機器をどんどん取り上げるべき
とおじさんは思います。
物を作る時
情報はあったほうがいい
と普通は思うのですが
実際はできるだけないほうがいい。
ノウハウもなく
先達もない中
自分で試行錯誤して
孤軍奮闘する中で
世界のどこにもないオリジナリティーが
うまれると思います。
少子化で若者の争奪戦の真っ最中に
学生は田舎に隔離しろ!
なんて言ったら怒られますか。

でもって飯田橋から帰ろうかと
駅ビルと歩いていると
若者が大きな声で
オコノミニハ ソバハ イレヘン
と何度も叫んでました。
大坂の人と広島の人がお好み焼きについて
論争していたんでしょうか。
ぼくとしてはどっちもおいしいよ
と言ってあげたい。


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2009/1/27 25:30 庭師鳥

先週末、NHKで
オオニワシドリの特集をやってました。
驚いたのは
女子を口説くときだけに
頭にピンクの花が咲くのです。
まるでガーベラのようなその花は
注意深くみると普段でも頭の後ろに
少しだけはみだしていてかわいい。
ピーちゃんの目にも似てる。
なぜ庭師なのかというと
女子を口説くためだけに
立派な舞台を作って
まわりに白や緑の物を集めて飾るのです。
巣だと思った人も多いかもしれないけれど
あくまでも交尾のためだけの建物なのです。
人間の世界では
最近、バブルな男はもてないそうだけど
鳥の世界はまだまだ
見栄をはって、がんばった人がもてるのでした。
人間と違うのは
女子のみが子供を育てるそうで
慎重に男子を選ぶのも納得できます。
ニワシドリの仲間には
他にもおもしろいのがたくさんいて
ぼくは特にアオアズマヤドリが好きです。
80年代にコムデギャルソンの広告にでてました。
全身真っ黒で目が青い鳥なのですが
オオニワシドリと違って青が好き。
青いものを集めまくって舞台をかざるのです。
こちらもぜひ見てみてください。


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2009/1/26 25:00 歌を聞くな 音楽をうたえ

仕事関係で沖縄の古典舞踊みてきました。
宮城能鳳さんという人間国宝の方の女踊を中心として
盛り沢山の内容。
琉球は中国の影響が強いんだろうと思っていたのですが
意外なことにあまり中国っぽくなかった。
舞踊や音楽においては
もうほとんど中国の影響は残ってないのだそうだ。
沖縄の音が好きな人だったら
うっとりとしてしまうような音楽に
ゆったりとした優しい舞踊で
頭がほぐれました。
波の音がどこかから聞こえてきたら
もっとよかったなあ。
宮城能鳳さんは軟体動物のような動きで
ああいう舞踊ってみたことがない。
もうひとり、印象に残ったのは新垣悟さんという
若手(たぶん)の人。
手がまるで別の生き物のように動いてました。
パントマイムも思い起すような身体のバランスで
ときどき舞台に壁が見えました。

音楽の方は
サンシン3人に笛に太鼓に箏。
箏の音が繊細で優しくて
他の楽器にかき消されそうな音量なのに
ときどきはっきりと聞こえてくるのが不思議で
気持ちよかった。
沖縄の音楽というと
昔、好きで何度か聞きに行った
嘉手苅林昌(かてがるりんしょう)を思い出した。
もうなくなってしまったけれど
演奏するたびに
「へんな音楽をやります」
みたいなことを言っていたのが印象的だった。
この人はサンシンの神様みたいな人で
ギターで言えば誰にあたるんだろ
ロバート・ジョンソンかな。
ジミヘンでもボビー・キングでも誰でもいいや。
とにかく神のような人なので
CDはいろいろ出てます。
ぜひ一度聞いてみてください。
嘉手苅林昌は自分の演奏を聞きにきた聴衆に向かって
 歌を聞きにくる馬鹿がいる。
 歌はうたうもので聞くものではない。
なんてことを言ったとか言わないとか。
でも音楽って本来そういうものかもしれないですね。


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2009/1/25 25:30 相撲は格闘技になるのか

朝青龍、優勝してしまいました。
インタビューによると
本人も優勝は考えてなかったようで
それがいい結果につながったみたいです。
引退に追い込もうと手ぐすねを引いてまっていた
スポーツ新聞などは、どうするつもりなんでしょ。
いまさら仲良くするのもなんだかなだし
思ったより人気あるみたいだし
困惑しているんじゃないだろか。
ぼくはもともと朝青龍が嫌いではなくて
むしろ取り組み前にまわしをパーンとたたくのが好きで
それがまた見られてよかった。
でもあいかわらず相撲が荒っぽい。
終わり方がよくない、美しくない。
今場所もウエスタン・ラリアートみたいに
手をぶん回していた取り組みもあった。
あれはいけません。
優勝した後のガッツポーズもいけません。
相撲はスポーツでもあり興業でもあって
しかも一番大事なのは神事であるので
もっとちゃんとしてほしい。
パイロットのシャツを着たあの親方が
もっとちゃんと教育して欲しいけれど
あれじゃ無理だろうなあ。
あの親方、いしいひさいちのマンガでは
憎めないキャラとしてたびたび出ていたけれど
最近は見るたびに情けなくなります。
なんとかならないものでしょうか。

去年問題になった八百長にしても
相撲はスポーツではないので
サッカーなんかとは違うと思うのです。
昔は千秋楽に7勝の幕内力士がよく勝っていたものだし
それでなくても明らかに本気でない相撲もたくさんありました。
事前に打ち合わせしなくても
あうんの呼吸で負けてあげて
後から心づけが届くなんて当たり前のことだったろうに
外国の人が増えてくるとそのあたりが
あからさまになってしまって
それでああいうことになってしまったのだろうと思います。
いずれにしろ本気の相撲は見ていれば分るから
そんなにスポーツ扱いしてぎゃあぎゃあ言わなくても
いいと思うんですよね。


追記
後から考えてみると
格闘技っぽいから
朝青龍だけが若い人に受けているのかもしれません。
今回も朝青龍っていうプラカードを持った
若者がたくさんいたそうで
相撲も過渡期なのかもしれない。
だとすると
相撲はやはり格闘技みたいに変わっていくのかな。
むかしはどこからでも手をついてよくて
立ち合いがなかなか合わなくて
時間がかかり過ぎたから
時間短縮のために白線ができたそうだ。
カラーテレビになってから
黒いのが多かったまわしも色とりどりになった。
外国人だらけになった相撲は朝青龍の影響で
格闘技のようになっていくのだろうか。
でもやっぱりあの言葉使いは許せん。
だれか朝青龍に敬語ってものを教えてほしいです。


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2009/1/24 25:30 おかデザイナーは波に乗ったのか

ひさびさに波に乗りに鎌倉の材木座に行ってきました。
海は冷たかったったけれど
いつの間にか寒さも忘れて、はしゃいでしまいました。
うそに決まってるじゃないですか。
仕事の打ち合わせで行ってきただけですよ。
そんな事分ってましたか、そうですか。

日没に間に合わなくて
大佛茶廊には行けませんでした。
でも小町通りをちょっと入った路地裏の
ミルクホールという
なかなか雰囲気のいいお店に入りました。
カレー、おいしかったです。


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2009/1/23 25:30 かべのいきもの

壁にはりついた生き物は
中学生の作品でした。


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2009/1/22 24:50 マヨネーズ・ケチャップ攻撃

少し前に衝撃的な報道がありました。
若い女性が背中にケチャップをかけられ
バッグを強奪されたというニュース。
外国の話ではありません。
日本の事件。
とうとう日本でもこういう事件が
起きるようになってしまいました。
思い起こせば20年前
ぼくがはじめてヨーロッパに
バッグパッカーとして行った時のこと。
1ヶ月ほどイタリアやフランスを回ったあとに
スペインのマドリッドに夜行列車でたどりついた朝。
すこし外国にも慣れてきて
油断もあったと思います。
物騒だと言われているエリアを
ひとりでふらふらと歩いていたのです。
ジプシーの子供が多くて
気をつけないといけないなと思っていたとき
横断歩道を渡ったぼくの目の前に
たぶんトルコあたりの女性と思われる人が現れて
背中が汚れているからと
親切を装って近付いてきたのです。
こればやばいとさっさと大きな通りに向かって走っていくと
今度は汚い背広を着た男の人がまた現れました。
二段攻撃だ、これはほんとにまずい
と思った時にはもう遅くて
どこかから走ってきた若者に
手にもったぼろいバッグを取られてしまいました。
幸いたいしたものは入ってなかったんだけど
一つだけ大事な物がなくなってしまったことに
後になって気がつきました。
スペインの南の方で
あたり一面ヒマワリ畑の有名な場所があって
そこで撮ってきたフィルムがなくなってしまったのでした。
ホテルに帰って
ケチャップで汚れたリュックをふきながら
悔しくて泣きそうになりました。
現地で友達になったアメリカ人は
ケガしなかったんだからよかったじゃないか
って言ってくれたけれど
なくなった物よりも
とられてしまったという情けなさが
どうにも許せなくて
被害者になるとはこういう気分なのかと
思い知りました。
そんなわけで
こんどの事件はぼくには
とても衝撃的なわけなんです。
日本もあんな風になってしまうんでしょうか。
やな時代になったものです。

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2009/1/21 25:30 破壊の王様

「きのうの演説見た?」
「ああ、オバマでしょ?」
「さすがだったね」
「そうですね。演説、うまかったですね」
「20分近く、カンペ見てないし」
「そう見えましたね」
「どっかの首相と違って、上から目線じゃないし」
「ああいう政治家、日本にはいないですね」
「ブッシュが微妙な表情してたな」
「どんな心境だったんでしょうね」
「あの二人で引継ぎってやるじゃない?」
「ブッシュからオバマにですか?」
「そう、その時にさあ
 エイリアンはここに隔離してありますから
 とか、やるのかな?」
「どうなんでしょうね」
「未来人からもらった情報はこうなってますとか」
「そういうことだったら聞いてみたいですね」
「核のボタンもついて回るわけでしょ?」
「ああ、アタッシュ・ケースを持った人が
 24時間一緒にいるみたいですね」
「あれはさ、トイレには入ってくるのかな?」
「トイレは入って来ないんじゃないですか」
「ベッドルームには?」
「それもないでしょう」
「じゃあベッドルームの外で待ってるのかな」
「それは情けないですね」
「あ、そーだ。どこかの宗教の人が
 オバマはインカの王の生まれ変わりだって
 言ってるって知ってた?」
「それはおもしろい話ですね」
「かつて自分達を滅ぼしたアメリカを没落させるために
 大統領になる運命だったーなんて言ってるらしい」
「生まれ変わりかどうか分らないけれど
 アメリカの時代が終わるのを見届けることには
 なるかもしれないですね」
「きのう気がついたけど、オバマ、もう白髪がでてきてる」
「選挙、大変だったんでしょうね」
「大統領を辞めるころにはすっかり白髪なのかな」
「アメリカ大統領は世界一の激務だって言いますからね」
「期待がおおきくて大変だよな」
「期待されすぎてるから、後が大変ですね」
「それにしても200万ってすごいよな」
「200万人を一度に見たことないですからね」
「どれくらいの人なのか想像できない」
「ハキリアリの一つの巣のアリの数くらいですね」
「ぜんぜんわかんない」
「東京ドームで40杯ですか」
「うーん、東京ドームが40個並んだところが想像できない」
「立派な都市の人口くらいですね」
「小錦で言うと?」
「小錦100万人分くらいじゃないですか」
「それじゃ余計分りずらいじゃない」
「小錦でって言ったのはあなたですから」

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2009/1/20 25:30 未来のビーチ

リケットさんに教えてもらった
テオ・ヤンセン展
見て来ました。
正直言うと会場がイマイチです。
できれば海辺で見たかった。
九十九里あたりだったらよかったのに。
木がほとんどない無機的な銀座では
かわいそうと思いました。
水辺は無理としても
東京にはモダン・アートのための箱が少なくて
ほんとうに情けないです。

世の中はフィリップ・K・ディックに向かっていて
その先には
J・G・バラードに向かっていくんだと
ぼくは思っているのですが
テオ・ヤンセンの世界は
無機的なプラスティックの生命体。
しかも舞台はまるで世界の終わりのような浜辺。
ちょうどディックとバラードの狭間です。
そういう意味で
未来の浜辺を見ているような気分です。

展示はともかく
圧縮空気で動く生き物の映像は
DVDでしか見れないので買って帰りました。
ぷしゅぷしゅーとかいいながら
チューブの生き物が動く映像は一見の価値ありです。
youtubuで
theo jansen
で検索すれば
風で動く映像はいろいろと見ることができます。
こちらは必見です。

これはミニチュア
ちなみに会場は写真撮影オッケーでした。

こちらは画家を目ざしたこともある
テオ・ヤンセンのスケッチ。

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2009/1/19 25:20 見上げるスイッチ

「博士、これ、なんですか?」
「このスイッチを押してみたまえ小林くん」
「はい、おーなんですかこれは。勝手に目が上に」
「スイッチを離したまえ小林くん」
「あ、そーか。びっくりしましたよ博士。これはなんですか?」
「スイッチの上のモニターを見てみたまえ」
「北極星って、あ、今ぼくが見たのは
 北極星のある方向ってことですか?博士」
「そういうことだよ、小林くん。
 みえないけれどあるんだよ。北極星」
「金子みすずですか。古いなあ。
 ここにターゲットを入力すれば、自動的に目がそっちを向くんですね?」
「その通り、さすがに飲み込みがはやいね。小林くん」
「星座の勉強によさそうですね。これ、星だけなんですか?」
「これでどうじゃ、スイッチを押してみたまえ」
「はい、あれ? 下向いちゃった、何て入力したんですか博士?」
「だから、スイッチを離しなさいって」
「そうでした。あ、ブラジルですか。地球の裏側ですね」
「これは?」
「うん? あ、大坂はこっちですか。地名でも楽しめますね」
「これはどうじゃ」
「うん? なんで博士を? あ、博士って入力したんですね?」
「そうじゃ。すごいじゃろう?」
「すごいです。人名でもいいんですね。
 自分で入力していいですか?」
「ああ、いいよ」
「松坂、大輔、と。おお、いまアメリカにいるんですね。
 当たり前でつまんないや……」
「小林くん、黙って何を入力しておるのじゃ? 小林くん?」
「博士、これちょっと貸してください」
「よからぬ事を考えておるな?」
「いえ、そんなことないです」
「ちなみに、異性の名前には反応しないぞ」
「なんでですか?」
「ストーカー防止機能じゃ」
「どうして僕がストーカーになるんですか?」
「彼女から連絡がないって言っておったじゃないか」
「それでそんな機能をつけたんですか?」
「いやそうじゃない。わしが、出て行った女房を探さないためじゃ」
「そうでしたか。やっぱり追わない方がいいですか?」
「お互い、諦めが肝心じゃ」
「諦め機能もつけてくださいよ」
「それはいいアイデアじゃな」

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2009/1/18 25:00 雨戸写真

雨戸の隙間から光がもれて
障子に写った映像は
レントゲン写真みたいです。

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2009/1/17 25:20 二子変身

セールを目指して
二子玉川に行ってきました。
ひさびさに行った二子玉川は
ねこたまの跡地もなくなって
すっかり変わってしまいました。
あたりに残っていた古い喫茶店や魚屋
タコ焼き屋さんもありません。
でも高級指向になっていた高島屋は
不況のせいか安い商品を置く店が増えた気がする。
まあこれはセールの期間中だったせいもあるかもしれない。
古い街を壊して
高いマンションばっか建てても
二子玉川は安っぽく無機的になるばかりで
いいことあるのかなと思います。
あんな高層アパートに住みたがる人の気持ちが
ぼくはさっぱりわかりません。
火事になったらはしご車も届かないし
そもそも人の身体はあんな高い場所のコンクリートの中で
暮らすようにはできてないと思います。
このままでは駅の両側にどんどん高いビルが建って
せっかくの二子玉川も台無しになりそうで
とても残念です。
ところでマンションという言葉は
もともとは英語だけど
豪邸という意味です。
プール付きなんて当たり前の豪邸のことです。
2LDKのマンションなんてのは
本来あり得ないので
普通にアパートと呼んだ方が
恥ずかしくなくていいと思います。

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2009/1/16 27:00 タカオ・デラックス

気がつけば
ぽっこりお腹がぽこぽこと。
老人太りはいいけれど
中年太りはいやだから
そろそろぽこぽこ気をつけよう。
ハラヘコマセヨ カムサムニダ

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2009/1/15 25:00 手の先

製造業と違ってサービス業は人出不足だそうで
だからコンビニなんかは外国の人が増えてきた。
最初のころは釣り銭の渡し方などが
大雑把な感じの人が多かったけれど
最近はだいぶよくなって来た気がします。
大戸屋なんかでも外国の店員さんが一時増えて
面喰らうことがありました。
食事を載せたお盆をもってきた時
日本人の場合だとちゃんとテーブルに合わせて水平に
しかも音がしないようにそっと置くものだけれど
彼等は最後の数センチが違う。
たん!と斜に置くものだから
同じ料理でも安っぽく感じてしまいます。
でもそういう事がなかったら
日本人だと当たり前にできていた
繊細なサービスが当たり前だと思っていたわけです。
日本のきめ細かいサービスを憶えて帰れば
きっと得するはずなので
がんばってほしいです。

かと思うと去年
女の人が電車の中で
鼻毛を切っているのを見てしまいました。
その女の人は変な人ではなくて
どちらかというと真面目そうな
地味な印象の若い人でした。
こういうのは一体どこまでいくのでしょうか。
電車の中で化粧をすること自体
顰蹙をかった時代もあったけれど
生きてるうちには
もっともっとすごい光景を
見ることになるであろうことよ。

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2009/1/14 25:00 4周年!

気がつけば1月も半分過ぎて
この日記
4周年を過ぎていた。
てことは1938.jpは
もう5年もやってることになる。
いやたいしたもんだ。
三日坊主で飽きっぽいこの僕が
日記を4年も続けられるなんて
不思議なもんです。
それもこれも
自分のためではなくて
読んでくれる人がいるから。
感謝感謝でございます。
それにしても
4年って速い。
年々時間が加速度を増していく。
このままでは
新年を迎えたと思ったら
あっというまに年末になって
ぺらぺら本を作るってことになりそう。
でもって50になって
60に近付いて
もうどんどん体力なくなって
まあこんな感じでいいかあ
なんてますますゆるくなってしまって
子供に近付いていくのです。
僕は子供のころ
じいさんにあこがれていて
自分で竹製のしぶい杖を作っては
はやくじいさんになりたいと
本気で思っていたくらいで
おじいさんになるのは
うれしいけれど
時間がなくなるのは困る。
こんな調子で年をとっていいんだろうか。
もっとやりたいことたくさんあるのに
あせっても仕方ないけれど
もうそろそろちゃんとしようかと
思ったのでした。

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2009/1/13 24:30 赤いお目々の駐車くん

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2009/1/12 25:20 おとことおんなのさ

NHKスペシャルで男と女はどう違うのか
やってました。
同じ結果を導く作業でも
男女では全く別の脳を使っている
つまり
道筋がぜんぜん違うのだそうで
ものすごく大雑把に要約すると
男は空間で
女は言葉で
世界を認識している。
ということらしい。
女は地図を読めないというのも
実はちょっと違っていて
方角と距離で指示すると
男が目的地に速く到達し
曲がるべき目印を言葉で指示すると
女が速いそうだ。
ぼくはけっこうな方向音痴で
目印なしには
なかなか場所を覚えられないから
女の人に近いということなんですか。
うすうすそう思っていたけれど
きょうの番組で納得したわよ。

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2009/1/11 25:10 父はいつまで父なのか

第三京浜を飛ばして
横浜美術館のセザンヌ展に行ってきました。
音楽だと
ハイドンが父でバッハが母。
セザンヌが父なら母は誰なのだ?
ナスがママならキュウリはパパだし
誰か教えてください。
展覧会はというと
小さな絵にきれいなのがたくさんありました。
有名なリンゴなどを描いた静物の絵をみていると
高校の美術部時代を思い出しました。
あのころは日本中の高校で
机の上に布、リンゴ、石膏の球などを並べて
静物画を描かされていました。
日本の油絵が目指していたのは
まさにセザンヌだったのです。
いまとなっては
セザンヌの絵がどれほど斬新だったのか
さっぱり想像できなくて
なんか申し訳ない。
田舎の高校生に真似されるくらい
世界のスタンダードになってしまった
ということなんでしょうか。
ピカソなんかもそうだけど
こういう絵って
500年後にはどういう評価を受けているのか
ぼくはそこんところが気になります。

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2009/1/10 25:30 サッカーと蒸し干し

きょうは高校サッカーの準決勝見てました。
いやおもしろかった。
高校野球でも準決勝が一番おもしろいと言われているけれど
高校サッカーでもそうなのかな。
未来の日本代表フォワードの大迫はもちろん
攻撃的なチームが多くなってきて
日本全体のサッカーに対する認識が
少しずつ変わってきているという印象を受けました。
攻撃しなくては勝てない。
なんて当たり前のことだけれど
それができなかったのが昔の日本のサッカー。
司令塔よりも点をとった人がスターになる
という当たり前の状況に近付いてる気がして
希望が見えました。
月曜の決勝も楽しみだ。
写真は雪を待つ中学生の筆巻きの天日干し。

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2009/1/9 25:20 心配鳥

鳥は心肺機能が強いのです。
肺だけではなくて
骨の中まで空気を取り入れて呼吸をするので
車で言えばターボエンジンなのです。
そういえばターボエンジンも元々は
飛行機が上空に行ったときに
薄い空気の中でも力を出せるように
開発されたものでした。
えーと、そんな心肺の話ではなかった。
鳥インフルエンザが心配なのです。
鳥が悪者扱いされたら
いやだなあ
困るなあ
という心配なのでした。
ぼくは人一倍、心配機能が高いので
とても心配なのです。

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2009/1/8 25:30 人の顔

パチンコのコマーシャルにでている
加山雄三の若い頃と今を合成した映像をみていると
人の顔ってこんなに変わるんですね。
骨格まで変わってるように見えるし
目の大きさも位置もぜんぜん違う。
いや不思議なものです。

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2009/1/7 24:30 ラーメン屋さんの国際化

「塩ラーメンください」
「ごはんは、いられますか?」
 店員の女の子はどうも外国の人らしい。
 ここのラーメンには、サービスでご飯がつくのを思い出した。
「はい、お願いします」
 その女の子は奥に引込みました。
「しおラーメン、いっちょ!」

「サービスライスはおつけしますかって聞かないとだめだろう!」
 厨房から店長らしき男の人とさっきの女の子の会話が聞こえてきた。
「はい、わかりました」
「サービスライスはおつけしますか? 言ってみて」
「わかりました」
「わかりましたじゃなくて、言ってみて」
「恥ずかしいからいいです」
「恥ずかしいってなんだよ。
 サービスライスはおつけしますか? 言って」
「あっちでも、ちゃんとしますから」
「サービスライスはおつけしますか!」
「サービスライスはおつけ、しますか」
「おつけで切らない。サービスライスはおつけしますか!」
「サービスライスは、おつけします、か」
 がらがらとお客さんが入ってきました。
 女の子は店長から解放されて出て来ました。
「いらっしゃいませー」
「塩ラーメンちょうだい」
「サービスライスはいられますか?」
「え? ライス?」
「あのー、ラーメンにご飯、つきます」
「ああ、サービスのライスね、いらない」
「しおラーメン、いっちょ!」
 国際化もいろいろと大変みたいです。

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2009/1/6 25:50 おニューランプ

新しい年を迎えて
事務所の照明を取り替えました。

うそでした。
カッシーナのディスプレイです。
きれいなランプですな。

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2009/1/5 25:20 世界平気

中学生の今年の書き初めは
世界平気
じゃなくて
世界征服
ではなくて
世界平和

金融が危機だからって
たかが、お金の問題。
世界はまだまだ平気で平和なのだピー。
(パレスティナは心配だけど)

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2009/1/4 26:00 芸術は無価値である年

新年あけました。
おめでとうございます。
田舎から高速を飛ばしていると東京タワーがいつもとちがう。

家に帰ってみると
ちょうどNHKで桂離宮の特集をやっていて
途中から見れました。
いやよかった。
桂離宮は予約しないと見れないから
ぼくはまだ見てないんだけど
死ぬまでに行きたい場所の一つです。
こういうレベルの高い場所は
できるだけ年をとってから見たほうがいいと思います。
若い人に見せたって
どうせわかりゃしません。
世界のあらゆる美しいものを見た人だけが
行けるようにしたほうがいいと思います。
できればタイムマシーンに乗って
まだ桂川の水位が高い頃に行って
桂離宮の池に水がこんこんと湧いて
清らかな水に写る月をながめたいものです。
桂離宮は要するに昔の貴族のテーマパーク。
月を眺めるためにこれ程のものを作ったしまうなんて
ほんと昔の人はすごいです。
桂離宮からしたら
コルビジェもファンデルローエも
たいしたことありません。
もっとモダンではるかに自由。
500年は先に行ってしまってます。
ああいうデザインを目指したいものです。
でもってその番組が終わると
今度は教育テレビで
吉本隆明の講演をやってました。
80を過ぎた吉本隆明の目は
まだまだ澄んでいて
詩人の目だと思いました。
芸術の本質は無価値であると
そこがとても印象に残りました。
必要のないものを作りたいと
いつも思っている僕の本当にやりたいことは
この芸術ってことになるんだろうか
なんてちょっと思いました。
新年からいいもの見せてもらいました。
今年はいい年になりますように!

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