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みやはらたかおの
日記みたいなコーナーです。
だいたい毎日書いてます。

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2011/6.30 25:00 はみだした夏

楕円形の太平洋高気圧の左上に
ちょこんと乗った寒気の団子。
そのせいで左にぽっこりはみ出た高気圧が
日本に夏をもたらしている。
もう梅雨は来なくていいから
夏ってことでいいんじゃないの?

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2011/6.29 25:00 1938通り

うちの事務所の前の通りは
1938通りと呼ばれていて
ねこおばさんが出没する道でもある。
ユニマット関係のビルが増えて
ユニマット通りと呼ばれる突き当たりの道に対抗して
勝手に名付けてみた。
1938通りを歩いていると
いろんな人が追い越して行く。
きのうは
「もこたん、さみしー」
なんて携帯に甘えながら歩く人がいたかと思うと
「2003年のファイルなんですけど
 写真だけ入れ替えて入校できますか?」
眼鏡にタイトスカートの編集者風の人が
携帯でお仕事の交渉してる。
おいおい、2003年つったらクォークだろ?
しかもOS9じゃん。
インデザインに変換しておいた方が
後々困らないんじゃないの
って話しかけたくなってしまう。
きょうは杉村大蔵元議員が
こっつい胸板でぬるい空気をきって歩いてた。
政治家というより芸能人のオーラを
若干だしていたのが不思議。
ちょっと前はホンジャマカの石塚氏が
オーバーオールからはみだしそうな肉を揺らしながら
歩いてた。
1938通りはいろんな人が歩く道。

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2011/6.28 24:00 早起きは寒いのだ

今日は早起きして
横浜能楽堂で打ち合わせして
忘れ物したから引き返して
事務所に向かって電車に乗ったら寒くて
急行電車だったから弱冷房車なのに寒くて
おなかすいたからラーメン屋に入ったら
鬼みたいに冷房が効いていて
しかも壁には節電中ってポスターがあって
席を変えても寒かったので
急いでラーメンを流し込んで出たのに
肩がすっかり冷えてしまって
疲れたから早起きしたから
三食も食べてしまったから太るかなあ。

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2011/6.27 25:00 カニトリーナ

生田名人が考えた
世界ではじめてのカニ取り器
カニトリーナ。
300円。
もう少しで買ってしまうところだった。
あぶなかった。

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2011/6.26 24:00 コメツキ玄関

うちの玄関にはなぜか
コメツキムシが多い。
捕まえるとパチッパチッと音がする。
胸から上をそらせ、跳ねて
逃げようとする。
これが名前の由来。
手にもってみるとけっこうな反動がある。
やったことない人はぜひ。

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2011/6.25 25:00 本目的

本を読むのは一体何のためなのか。
もちろん人によって違う。
読む行為そのものが好きという人は
本当の本好きなんだろう。
ぼくはちょっと違う。
自分の思い込みや感覚を
ひっくり返してくれる本を読みたい。
ただ単に
おもしろい
美しい
楽しい
悲しい
では物足りない。
というか時間の無駄だと思っている。
読みづらくても
暗くても
重くても
後味悪くても
世界が変わってしまうような衝撃があれば
それでいい。

たとえば
ぼくの価値観をひっくり返してくれたのは
C・G・ユング「心理学と錬金術」
アーサー・ケストラー「機械の中の幽霊」
コンラート・ローレンツ「攻撃」
P・K・ディック(一冊選ぶのは不可能)
J・G・バラード「結晶世界」
ブライアン・オールディス「地球の長い午後」
赤塚不二夫「天才バカボン」
南方熊楠の随筆
柳田國男「山人考」
内田百フ「東京日記」
などなど

ついでに言えば
本は自分で発見したい。
人に勧められて読むのはつまらない。
本屋さんの本棚の前に立つと
声をかけてくれる本がいい。

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2011/6.24 25:00 ドキュメンタリーは強し

カンヌで金賞をとった九州新幹線のCMは
http://www.youtube.com/watch?v=UNbJzCFgjnU
バドワイザーのCM
http://www.youtube.com/watch?v=KcxkUL7AUH4
のパクリじゃないのって言う人もいるらしい。
確かにそうなのかもしれないけれど
スタイリッシュで完璧なバドワイザーのCMには
内面をゆさぶる感動がない。
どれだけ上手に演出しても
予想不可能な楽しさにはかなわない。
しかも音楽だってビートルズに負けてない。
しつこいけれど
やっぱりACのCMなんかより
これを3月4月あたりにテレビで流してほしかった。

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2011/6.23 25:00 パウル・クレー点

パウル・クレー展に行ってきた。
「終わらないアトリエ」というテーマで
制作過程をいろんな角度から見せようとしているのだけれど
会場の絵の配列が煩雑で分かりづらかった 。
それでもパウル・クレー展。
見た事ない作品がたくさんあった。
行ってよかった。

パウル・クレーは未だに消化しきれない。
十代から見続けてきても
理解しきれない。
いつ見ても新しい発見と驚きがある。
十年前に古くさく見えていた絵が
今年は新鮮に見える。
見るたび受け取り方が変わっていく。
目が どれだけ成長しても
パウル・クレーはもっと先を見ろって言う。

パウル・クレーはタイトルが巧妙だ。
ぼくが一番好きなタイトルは
「まだそこにある黒」。
絵描きでもデザイナーでも
40過ぎたあたりで
必ず経験する感覚。
一度は見切ったはずの黒が
ほらそこにある。
それは一生つきまとってくる。


ぼくにとって
パウル・クレー点は
何年たっても未知で理解不能の領域にある
のだった。

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2011/6.22 25:00 晴れる屋

晴れると
それだけで
元気になる
おとうさんは
やっぱり
気圧過敏症
ピー

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2011/6.21 24:30 蛭子の教え

アンガールズの田中くんが
ファンであり目標でもある蛭子能収氏に会って
相談した時のはなし。
当時、アンガールズは飛ぶ鳥を落とす勢いで
じゃんがじゃんがってやっては
全然受けもしないのに
どんどん仕事が入って来る。
それでいいのか。
こんな事を続けていていいんだろうか。
と悩んでいると相談してみた。
蛭子能収氏は自分の経験を話しだした。
競艇の雑誌と競馬の雑誌に連載していたころ
あまりの忙しさに間違って
競艇のマンガを競馬の雑誌に
競馬のマンガを競艇の雑誌に送ってしまい
さすがに怒られるだろうと待っていたら
いつまでたっても何の連絡もない。
結局、何も言われないまま終わってしまった。
で、蛭子能収氏の結論は

「大丈夫、誰も君のことなんか、そんなに気にしてないから」

それで気が楽になった田中くんは
少しずつ暇になっていったそうな。
田中くんの場合
それでよかったのかどうか分からない。
でも一般的にはとても正しい。
みんな自分を中心に宇宙をつくっている。
だから他人のことなんか
そんなに気にしていないし
人の言ったことなど、ほとんど覚えていない。

問題なのは
自分の記憶力にとても自信がある人。
自分の記憶は絶対に間違っていない
だからあんたが間違っていると主張する人。
こういう人は
人間の記憶がいかにいいかげんか、分かっていない。
記憶力がどれだけよかったとしても
人の内的世界は元々ばらばら。
同じ場所、同じ時間にいたとしても
その時点ですでに脳に描かれた世界は
人によってまったく違う。
人の視覚を映像化できる装置があったら
その違いにみんな驚くだろう。
例えば、男の子と女の子が青山をデートしたとする。
男の子がたまたま車が好きだったら
それぞれの車がしっかりと違って認識される。
一方、女の子がブランドマニアだったら
一件一件のショップの違いをしっかりと認識しているだろう。
しかし女の子は車の違いを認識していないばかりか
車があった事すら認識してないかもしれない。
記憶となるとさらに違ってくる。
短期記憶は夜の間に長期記憶として整理される。
興味のあること、好きなことを中心に
自分の都合にいいように演出され編集される。
同じような経験でも
人によってぜんぜん違うものになる。
記憶はあくまでも自分中心であって
他人の事など曖昧でいいかげん。
多少違っていたとしても
残っているだけめっけもの。
という意味においても
蛭子能収氏の指摘は正しい。
人は他人の事なんかそんなに気にしていないし
覚えてもいない。
それは楽でもあるけれど
寂しいことでもある。

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2011/6.20 25:00 noichi

奥田雅楽之一こと奥田くんが
メルマガ「noichi」を始めました。
毎月(たぶん)、pdfファイルの添付で届きます。
もちろん無料なので
読んでみたい方はここ
http://www.utanoichi.jp/
右上のボタンから名前をメールしてください。
今回はお弟子さん(?)でもある
マーダーポーレンの 山本さんも参加しています。
http://www.murderpollen.jp/

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2011/6.19 23:30 佐藤錦

今年も送ってもらったサクランボ。
いつもより甘いぜよ。
酸っぱいのも好きだけど。

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2011/6.18 25:00 浅草だったらきっと

ときどき浅草に行く。
打ち合わせのついでに
近所を見回ってみると
古いお店におばあさんがぽつんと座っていたりする。
ランプや家具も昔のままで
なかなかにおもしろい。
おいしいお店を開拓してみよう。

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2011/6.17 25:00 小梅ジュース

今年の梅ジュースは梅が小さい。
そのぶんできるのが速い?

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2011/6.16 25:00 TKO48

TKO48は一年限定のユニットだったので
16日をもって解散しました。
明日からは
普通のおじさんに戻って
もっともっと普通になろう。
40代最後の一年。
どんな年になるのかな。
ともだちひゃくにんできるかな。
でもって
50代に入ったら
何をはじめようか。

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2011/6.15 25:20 キャスター椅子

ぼくはキャスター椅子にのって家を出る
座面に立って
手には竹の棒を
スキーのストックのように持っている
川に向かう
坂を下っていく
橋にでて
いつの間にか川の中
浅瀬をすべる
しゃーっとすべる
どんどん下る
段差をジャンプする
滝に落ちても沈まないで
また浅瀬をすべる
川の両岸には旅館やホテル
ときおりお客さんが
反対の岸から泳いで渡る
泳がないと旅館に行けないらしい
渡るお客さんたちは地味な格好をしている
旅館に着いたら
きれいな洋服に着替えるんだろうと納得する
お客さんをよけながらすべる
しゃーっと軽快にすべる
下っているはずなのに
川が細くなってくる
上流に向かっているようだ
江戸時代のかっこうをした人たちが
ゆっくりおりてくる
参勤交代だ
したにーしたに 
の間をすべるのは難しい
でも大分なれてきたから大丈夫
すいすいしゃーっとよけていく
兄貴が川岸で寝転んで
こっち来いと呼んでいる
父が黒いオウムを買ってきたらしい
急いでかえらなきゃ
道に戻って
また坂道をすべる
ときどきがりっとなって
つんのめりそうになる
キャスターのベアリングに砂が入ってしまったんだ
という夢をみた

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2011/6.14 25:20 もしドラ

「もしドラって、映画にもなったんですね」
「ドラって何の略だっけ?」
「もし高校野球の女子マネージャーがドラえもんだったら、ですよ」
「そうなの? そんな話なの?」
「ドラえもんが高校野球の女子マネージャーになって
 四次元ポケットからいろんな物を出して、甲子園に導くんですよ」
「どんな道具?」
「いつでもホームラン!」
「いつも打ったらまずいだろ」
「ときどき消えるボール!」
「バッターの前で消えればいいけど
 打った後で消えたら捕球できないじゃん」
「触れないスパイク!」
「盗塁した時、タッチできないのか。なるほどー
 でもなんか夢がないなあ。ドラえもんらしくないぞ」
「最後はのび太がドラえもんに頼らないで勝つんですよ」
「あ、のび太まで出しちゃった」

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2011/6.13 24:30 今年は活躍つる

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2011/6.12 25:20 まだまだ

6.11は何もなくてよかった。
まだまだ大きな余震の可能性あるから
気を抜かないで元気にやっていこう。

今回の地震の50分前に予知できていたという
GPSを使った電子測定。
予算をちゃんとつけてやってくれないかな。
50分もあれば津波からだって遠くに逃げられただろうし
原発だってと思いたいけれど
福島はあんまり変わらないか。
いずれにしろ日本は
世界の4つのプレートが集まった珍しい国なので
いつどこで地震があっても不思議じゃない
という前提を忘れないこと。

地震には関係ないけれど
静岡は日本で唯一フィリピン海プレート。
南の方からやって来た土地。
静岡がサッカー王国なのは
土地も関係あるんだろうか
なんてどうでもいい話。

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2011/6.11 25:00 時間によるずれ

きのうの日記の「鏡板」の柄が
年々ずれていくのが
デザイナーとしては非常に気になる。
上に張ってある紙との関係も
少しずつおかしくなって行く。
仕方ないのかなあ。
悲しいなあ。
そういえば柳宗理の鳩笛も
写真で見た最初のものとは別物になっていた。
有名なバタフライスツールに至っては
サイズが一回り大きくなってしまったり
勝手にアルミヴァージョンまで作られたりして。
僕なんかと巨匠を比べるのは悪いけど
その気持ち、お察しします。

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2011/6.10 25:00 紅白

ずいぶん前にパッケージのデザインをした
横浜能楽堂限定の鏡板。(金沢の諸江屋の生落雁)
何十周年記念とかで(そんないいかげんな)
しばらく紅白になっているそうな。
いやめでたいめでたい。
横浜の紅葉坂近くに行くことあったら、ぜひ!

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2011/6.9 26:00 はれのアジサイ

晴れの日のアジサイは
夏のカタツムリ。
梅雨時のスイカ。
夏のクリスマス。

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2011/6.8 25:30 カラス人は羊鳥の夢をみるのか

NHKでやっていたカラスの番組
(カナダの制作)をみた。
カラスの頭がいいのは誰でも知っている。
ちょうど今ごろは子育ての季節。
巣に近づいた人を敵とみなすカラスは
攻撃した人の顔を覚えるのはもちろん
帽子をかぶったり
眼鏡をしても
ちゃんとその人を認識して
いつまでも攻撃する。
それくらい頭がいい。
番組にでてきたカラスの中で印象に残ったのは
カレドニアガラス。
木の枝を器用に細工して
かぎ針のような道具を作り
木の隙間などから虫を引っ張りだす。
道具を使うだけでなくて
当たり前のように道具を作っている。
オウムより脳が小さいカラスの知能は
どうしてそこまで発達したのか。
その答えは社会性と雑食性。
雑食だとそれだけ餌場も多様で行動パターンが増える。
いろいろな局面で頭を使うことになる。
それだけ知能が発達する。
社会性は分かるけれど
雑食が知能に関係があるのは初めて知った。

番組の中で一番印象的だったのは
仲間が死んだ場面。
近くの木の上に群れが集まって
しばらく静かに見つめた後(黙祷?)
一斉に飛び立っていった。
まるで弔いの儀式。
そのうちネアンデルタール人のように
花でも手向けるようになるかもしれない。
カラスには他人(他鳥)の身になって考える能力があるらしい。
他者の視線にたった行動ができるのは
人間以外の動物では見られないらしい。
人間でも他人の身になって考えられない人もいるのに。
カラスの脳と体の比重は人とほぼ同じ。
だからカラスは人に似ているのかもしれない。

日本にもカラスの研究をしている人がいる。
その学者さんによると
東京のカラスには大きく分けて3パターン。

都会派
(六本木、銀座などに毎日出かける)

アウトドア派
(奥多摩など緑の多い場所に行く)

お宅
(上野、目黒のねぐらなどからほとんど外に出ない)

番組でも言っていたけれど
カラスはますます人間に似てきた。
霊長類よりも人に似ているかもしれない。
人が滅びたら
カラス人の天下になるのか。
でもカラスは人に依存し過ぎているから
それは難しいかもしれない。

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2011/6.7 25:00 象虫

というこの本。
http://www.amazon.co.jp/象虫-マイクロプレゼンス―小檜山賢二写真集-小檜山-賢二/dp/4882933764
出たときに買おうかどうしようか迷って
結局買ってない。
1センチやそこらの虫の全身にピントがばっちり合っている。
まるでカラーの電子顕微鏡写真。
どんなカメラを使ったら
こんな写真が撮れるのかと思いきや
100カット以上の写真を合成してあるらしい。
そういうソフトも売っているけれど
ここまでのレベルの写真は見たことない。
おそらく世界でも珍しいと思う。
見てない方はぜひ本屋さんで!
写真はうちのベランダに時々現れる象虫。
白黒で溶岩のような質感が
50年代のアメリカの陶器のようだ。

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2011/6.6 25:00 夏のようじゃった

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2011/6.5 25:20 理性と英知

NHKの梅棹忠夫の番組
「暗黒のかなたの光明〜文明学者 梅棹忠夫がみた未来〜」
https://pid.nhk.or.jp/pid04/ProgramIntro/Show.do?pkey=001-20110605-31-01555
に出てきた言葉。
理性が西洋的論理的左脳的な知恵だとすると
英知は東洋的仏教的右脳的。
番組では
西洋はノアの箱船に代表されるように
一部が生き残る物語(思想)で
東洋は法華経の三車火宅のたとえの通り
http://ja.wikipedia.org/wiki/法華七喩
みんなが生き残る物語(思想)。
そこに理性と英知の違いがあるとしていた。
西洋は選民思想で
東洋は大乗。
もっと言えば
西洋では人は神の姿に似せて作られた特別な生き物。
仏教では人は特別ではない。
堕落したら動物に生まれ変わることだってある。
極端に言えば生き物みな兄弟。
そこが仏教のすぐれたところ。
西洋の知恵ではそろそろ限界にきているので
日本人は足下を見直した方がいい。
西洋ですら東洋を求めている。
ダライ・ラマが国を出ることになったのは
もしかしたら西洋に東洋を伝えるためだったのかも。

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2011/6.4 25:00 ニコンの双眼鏡8×30,8.5°

裏山にあんまり鳥が多いので
双眼鏡をヤフオクで買った。
バードウォッチングといえば8×30。
8倍の30ミリ、視野の角度が8.5°
カール・ツァイスを模倣して作られた
ニコンの名機。

ニコンの双眼鏡8×30,8.5°

これが一万円以内で買えるんだから
いい世の中になったものだ。
(ちなみにこれは6500円)
小さい双眼鏡はもっていたけれど
やはり視野が違う。
見た目よりずっと軽い。
きょうは一日うちにいて
シジュウカラの子供が親から餌をもらったり
コゲラが柿の木をはねるのを見てた。
聞いたことない鳴き声の鳥もいるので
野鳥の鳴き声の勉強もしなくては。

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2011/6.3 26:00 バレエの映画

ブラックスワンをみてきた。
なんか惜しい!
余計なものを引き算すれば
名画になりそうだったのに。
アカデミー賞の主演女優賞をとっただけあって
女優さんの演技は文句なし。
バレエは女優さんだからあんなものでしょう 。
でもやっぱり映画として惜しい。
もったいない。

バレエの映画と言えば
「赤い靴」
マーティン・スコセッシが2年もかけて
デジタルリマスターしたのは見てない。
http://www.red-shoes.jpn.com/trailer.html
この映画は十代の頃に見て
トラウマの様に映像が脳裏に刻まれている。
でもストーリーはあんまり覚えてない。
ひさびさにみたくなった。

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2011/6.2 26:00 さびさび

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2011/6.1 25:00 都会と田舎

いまは大騒ぎしている福島の漁協も
原発の増設に賛成していた過去がある。
自業自得って言うのは簡単だけど
彼等は本気で安全だと信じていたようだ。
現地のインタビューでよく聞く
「絶対安全だと信じていたのに」
という言葉はうそではないと思う。
ぼくは田舎出身なので
田舎の人のメンタリティーが少しは分かる。
都会に育った人には理解できないかもしれないけれど
彼等は上からの情報を信じている。
権威を盲目的に信用している人が多い。
あれだけ裏切られ続けた自民党を指示したり
農協にどれだけ土地を巻き上げられても
文句を言う人は少ない。
それが日本の田舎の人。
ぼくの同級生で一番大きな土地を持っていた家も
農協にだまされて土地を全部担保にとられて
今はどこかに働きに行っているそうで
実家もなくなっている。
もちろんだまされる方も悪い。
農協に言われるままに
何千万もするビニールハウスを買わされて
もうかりもしないメロンに手を出して
土地はどんどんなくなって行く。
家がなくなる前に疑問をもたない人も悪い。
そういう事を国家的にやっているのが原発なわけだ。
都会の人は電気を使いたいけれど
原発が近くにあるのはいやだから
福島とか福井とか
人のいい、政治力の弱い土地に作られていく。

毛沢東が文化大革命の時に
都会のインテリを田舎に送って農業をさせていた。
文化大革命はもちろん、とんでもないけれど
この方式は日本でもやってみたらいいと思う。
上級公務員試験の合格者の若者を
何年か地方で実習させる。
それと引き換えに地方の公務員を
都会で実習してもらう。
都会の人が田舎の感覚をつかんで
田舎の人が都会の生活を体験したら
お互いのいいところも悪いところも理解できるから
少しはましになるかもしれない。
田舎の人は自分たちの生活のいいところが分かってないし
都会の人がどうしたら喜んでくれるのか
まったく分かってない。
毎年田舎に帰るたび
コンクリートで護岸工事されて
死んでしまった川が増えていく。
「これ、どうしたの?」
と地元の人に聞くと
「きれいになったじゃろう?」
昔、福島に原発ができた頃も
大きな煙突を誇らしげに見上げる年寄りがいたに違いない。
巨大なコンクリートの固まりを見て
福島も発展したもんだと喜んでいた人も
きっといたと思う。
こういう感覚をせめて
イギリス並みに変えていかないと
事態が変わらない。
それぞれの川にリバーキーパーがいるようにならないと
日本の田舎もよくならない。

田舎の人の悪口みたいになってしまった。
もちろん都会の人よりずっと物事の分かった人もいる。
今は幸いインターネットがあるので
昔と状況も違ってきていると思う。
田舎の放送局のメインのスポンサーは
たいてい電気会社だから報道には期待できないけれど
インターネットがあれば
さまざまな情報を得られる。
そういう人はたいてい田舎では変わり者扱いされてしまうので
がんばってください
と言うしかない。

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