tv
back
s

みやはらたかおの
日記みたいなコーナーです。

 
s s


2016/2/29 25:00 うるう時 うるえば うるえ

四年に一度やってくる
忘れたころにやってくる
いつもだったら3月で
きょうはなぜだか2月なの
損した感じもしないけど
得したのかも分からない
なんだか宙ぶらりんで
真空キックをくらったような
今日はそうだようるった日
うるったかい?
うるったよ

ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ

2016/2/28 25:00 スマホのせい

「首がいてーよ、スマホのせいかなー」
「お呼びかしら、ご主人様」
「え?」
「お呼びになったでしょ? ご主人様」
「僕が? 呼んだって、どういうこと」
「それをこすりながら、いでよスマホの精、っておっしゃったわ、ご主人様」
「はあー、あんた誰?」
「スマホの精に決まっているじゃないですか、ご主人様」
「妖精みたいなもの?」
「人間の呼び方だとそうかもしれませんね、ご主人様」
「何かしてくれるの?」
「お困りのようだったから、お役に立てると思いますわ、ご主人様」
「お困り? 首が痛いのは?」
「はい、悪い姿勢を直してしてください、ご主人様」
「それくらいは言われなくても分かるよ、すぐに楽にしてくれるとか無いの?」
「首の後ろをあたためると楽になると思いますわ、ご主人様」
「湯たんぽとか?」
「わたしはスマホの精。スマホであたためてさしあげますよ」
「どうやって?」
「ゲームとか重い動画を見て、スマホを熱くしてください、ご主人様」
「妖精なのに魔法とか使わないんだね」
「お役にたててよかったわ、ではお元気で、ご主人様」
「でも、ゲームやったらまた首が痛くなりそうだけどーって」

ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ

2016/2/27 26:00 高反発ウレタン

居間の椅子がへたってきたので
高反発ウレタンをネットで発注してみた。
4センチの厚みの高反発ウレタンに
一番上には1センチのスポンジをくっつけてもらって
2〜3日で届く、すばらしい。
骨組みを自分で組めば、
ソファーとか作れるな。
いつか作ってみよう。
こういう無作為な色ってなんか好き。

ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ

2016/2/26 24:00 ホームの恩地孝四郎

竹橋の近代美術館にて恩地孝四郎展。
色といい形といい、写真、文章、雁皮の使い方まで
他人とは思えない感性、
なんて言うと呆れられるかもしれないけれど
だってそうなんだから仕方ない。
ただ一つだけ大きく違うのは
圧倒的な人間としての格というか品。
それがあるからいつまでたっても古びない
かわいい作品の数々。
日曜まで、おすすめです。
写真は
竹橋の駅のホームから恩地孝四郎展が始まっているのかと思うような
たぶん看板の接着剤が抽象画になっていたの巻。
抽象画なのに馬とか茶釜とか見えるし。

ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ

2016/2/25 26:00 分身

グーグルが買収したボストンダイナミックスという会社のロボットが
ついに二足歩行になって
アシモを超えてしまった。
元々は軍事用に開発されたものだけど
グーグルはどうするつもりなんだろう。
四足歩行の頃はいかにも軍事用一辺倒で
見ていて気持ち悪くなるような映像だった。
グーグルに買収された後は少しトーンが変わってきている気がする。
人型になったせいもあるかもしれないが
ちょっとユーモアがでてきたような。
で、そのアトラスさんとやら、
体型が自分に似ているから
なんだか他人な気がしない。
「そんなにいじめないでー」
とせつない気持ちになる。
見たい人はこちら。
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52212268.html
(気持ち悪いと感じる人もいると思うので、そういう方におすすめしません)

ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ

2016/2/24 26:00 信号

雨の中
バスに乗って
いつもの信号の下に
歩行者用の信号が見えた。

よくみたら
バスのガラスに反対側の信号が反射していたのだった。
ただそれだけ。

ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ

2016/2/23 26:00 赤い星

オリオン座の右肩の赤い星、ベテルギウスは
人間で言ったら、もう100歳近い感じで
いつお亡くなりになってもおかしくない。
しかも
640光年先にあるから
今見ているのは640年前の光。
つまり鎌倉時代に爆発していてもおかしくない。
爆発したら消滅するかというとそうでもなくて
自分の質量に耐えられなくなって
どんどん収縮。
富士山の重さが重箱くらいまで圧縮されて
ブラックホールになるらしい。
ほんとに爆発したらとてつもない天体ショーとなるから
その予想動画が話題になっていた。
http://9post.jp/31762
そりゃ見たい気持ちも分かる。
でもその後も考えて欲しい。
4つの星に囲まれた3つの星。
あの美しい形が崩れてしまうのよ。
右肩がなくなったら悲しいじゃないか。
僕はオリオン座をみるたびに
「今日もご無事で」
と声をかけることにしている。

我が太陽もあと50億年もしたら同じ道をたどることになる。
ただし、質量が足りないからブラックホールにはなれない。
ブラックホールにならなくてよかったと安心もできない。
というのは爆発する前に
今のベテルギウスのように赤い巨大な星になる。
太陽はぶくぶくと膨らんで行って
地球も飲み込んでしまうのだった。
じゃあどうするかって?
56億7千万年後にこの世に現れると言われている弥勒菩薩が
救ってくれるんだと思う。
その頃にはイカが陸の支配者になっているか
昆虫が進化して文字通りの虫の惑星になっているか。
もし人間が進化して生き残っていたとしても
もうすでに人間ではなくなっているはずなので
どっちにしろ心配には及ばないのだ。

ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ

2016/2/22 26:00 金山下

きょうは222でにゃんにゃんにゃんと
猫の日だそうだが
そんなこととはまったく関係なく
山下くんと金くんとその彼女で
飲みに行った。
イタリアンの店。
写真は蜂の子にカラスミをふりかけた一品。
じゃなかった、白豆だった。
うまかった。

ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ

2016/2/21 26:00 天気管の羽根

ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ

2016/2/20 26:00 シュロシカ

金曜日の帰り道、
買い食いしたくなって
ローソン100に寄ろうとしたら
道ばたにシカ?
仕方がないので
買い食いはあきらめて
シカを持って帰った。
シュロの実の部分が朽ちたもののようだ。
シュロシカのおかげで
夜中に買い食いしなくてすんでよかった

ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ

2016/2/19 26:00 むつごろうラーメン

むつごろうラーメンというのをいただいた。
ムツゴロウでダシをとっているらしい。
ムツゴロウと言えば、釣りキチ三平に出てきた。
干潟のソリみたいなのを使った引っかけ釣りで有名だ。
そういえば、熊本出身なのに食べたことない。
あ、ダシで食べたんだった。
おいしかったです。
パッケージもグッド。

ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ

2016/2/18 26:00 9

クーさんのサイトが10何年ぶりにリニューアル。
http://1938.jp/9/
美大で言うと、油絵より日本画
グラフィックよりプロダクトの方が
絵のうまい人が多い気がする。
クーさんは多摩美のプロダクト出身で
絵はもちろんうまいわけだが
うまい人がいい絵を描けるというわけでもないから
アートは難しい。
うまい人は器用な人が多いから
へたをすると器用貧乏になってしまう。
クーさんは器用というよりも
いろんな事をやりたい人だから
絵がどうしてもばらばらに見えてしまう。
イラストの売り込みでいつも言うのは
タッチはせいぜい2種類にとどめておかないと憶えてもらえないよ。
人の記憶なんていい加減なものだよ。
いろんな事をやりたがっていたクーさんも
少し気が変わったのか
マーダーポーレン的な絵を中心にリニューアル。
とはいえ、これでもまだまだばらばらに見えると思う。
一種類でもばらばらでも構わないから
ヨーロッパのアパレルのDMみたいな仕事をばんばんやって
かせいでくれたらうれしいのだ。

ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ

2016/2/17 26:00 ガムコントロール

お風呂あがりにテレビを観ていたら
4人の作家の方が「ナカイの窓」に出ていて
中でも湊かなえさんの話が面白かった。
月に数本の締め切りをかかえていて
小説ごとに頭を切り替えるために
ガムの味を変えているのだとか。
音楽で変えるって話はよく聞くけれど
味で変えるのは初めて聞いた。

僕は事務所の机にいつも4種類の小瓶を置いていて
(カルダモン、ハッカ、ユズ、ラベンダーなど)
その香りで頭を切り替えるんだけど、
仕事ごとに違う味を用意して
こんどやってみよう。

ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ

2016/2/16 26:00 物々コントロール

事務所がごちゃごちゃとしていて
物が多いせいか
物にこだわりがあるとか
物欲が強いとか言われることがある。
めんどくさいので、そうですねと答えている。
何のためにそうなっているのかと聞く人はいないけれど
実は目的がある。
人が作る物にには生活が現れる。
経験だけでなくて
普段の暮らしぶりがそのまま出てしまう。
シンプルなデザインをする人は事務所も真っ白。
(いまの売れっ子さんはそういう人が多い)
ごちゃごちゃした絵を描く人
たとえば横尾忠則さんのアトリエは物であふれている。
それだけでなくて
身の回りにある色が作品に現れる。
好きで使った色使いが
机の上にあった小物と一緒
なんてことは珍しくない。
という訳で
理解不能なものや
魅力的なものを事務所に置いている。
毎日見るともなく眺めていると
自分には使えなかった色使いができるようになる。
理解不能な作品もいつの間にか分かるようになる。
逆に言うと
作品を変えたかったら身のまわりを変えればいい。
無意識をコントロールするのは
身のまわりのことだけでも可能なのだ。

ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ

2016/2/15 26:00 気圧人

もともと気圧には敏感な方で
気圧が低いと元気がない。
これは本来、人類の宿命みたいなもので
天気の悪い時は安全な場所でじっとしていたからとか。
その気圧過敏症が年をとるとさらに進んだ気がする。
で、思ったのは
減圧機の逆、気圧の高いルームを作って入れば
元気になるんだろうか。
酸素の高いカプセルとかあるけれど
気圧の高いカプセルもあるんだろうか。
それで元気になるのなら
試してみたいもんだ。

ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ

2016/2/14 26:00 午前中雨

寝ている間に
すごい雨が降ったらしい。
室内にあるたまプラーザのホームも濡れていたし
なぜか事務所の階段も水浸しだった。
虹は出たのかな。

ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ

2016/2/13 26:00 ほぼ日

十何年ぶりにほぼ日の事務所に行った。
ほぼ日ができてからもう17年もたったのだ。
10年もあれは世界はずいぶん変わるけれど
17年ともなると別世界なのだ。
お土産にカレーの恩返しをいただいた。
和風のカレーにふりかけるとおいしくなるらしい。

ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ

2016/2/12 26:00 スイッチ

スイッチは押す時が大事。
押さない時は
まだ出番ではないので
幼い時ともいえるだろう。

スイッチは押すタイミングが大事。
タイミングは
押さないと分からないので
押した時がタイミングーといえるだろう。

スイッチは目立つことが大事。
目立ってないと
誰にも押してもらえないので
目に痛いくらいがいいだろう。

ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ

2016/2/11 26:00 ゆびきり にんまり

昔のグラフィックデザイナーだったら
版下や印刷の刷り上がりを金ジャク(金属のものさし)で切っていて
指の先をスコッと削ってしまう経験が
一度や二度はあるのが当たり前だった。
特に徹夜仕事になると、終わりがみえてきて
気持ちが緩んで、血染めの版下なんてことも。
で、娘が指を削ったと聞いて
おお、ついにやったかと
にんまりしてしまうのは我ながらどうかと思う。

ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ

2016/2/10 26:00 秘曲

ちょっと前に中村かほるさんのCD発売記念のリサイタルに行った。
楽琵琶(雅楽の琵琶)の秘曲とオリジナルの曲。
(秘曲に興味があったら検索して下さい)
琵琶の世界には『流泉(りゅうせん)』とか『啄木(たくぼく)』という
秘曲があって、特別な場所だけで演奏されていた。
一般に公開されてないために、楽譜は残っていても
今の楽譜と違って、実際どうだったのか分からなくて
中村さんなりに復曲したものなのだそうだ。
つまり世が世なら、下々の者は聞けなかった、曲によっては
偉い人でも演奏を観ることもできなかった曲が聞けたわけで
意味もなく得した気分。

秘曲はもちろん西洋にもあって
一番有名なのはたぶん、アレグリのミゼレーレ。
バチカンのシスティーナ礼拝堂で年に3日だけ謡われていて
門外不出だったのを、たまたま聞いたモーツァルト少年が憶えて帰って、
楽譜におこしてしまったから、今に伝わっている。
それがなかったら幻の曲になっていたのかもと思うと
絶滅危惧種を見た時のようなありがたい気持ちになる。
4声と5声が交互に謡う曲を
譜面におこせるなんてすごいって、素人はつい思いがちだけれど
モーツァルトの天才はそこではなくて
天上の音が降りて来るってところ。
複雑な音を記憶できても、ろくな音楽が降りてこなかったら
天才でもなんでもないのだな。
そのミゼレーレを聞きたいという方は
ビジュアル的にはこれがおもしろいけれど
https://youtu.be/IA88AS6Wy_4
音的にはこのCDがおすすめ。
https://youtu.be/GbgRGUThIfY

ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ

2016/2/9 26:00 FOODIEのピー

今月はピーが出演しております。
ああ、ピーに会いたい。

「花と食で彩る日本の暦〜「立春」、「雨水」」 | FOODIE
http://mi-journey.jp/foodie/19892/

ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ

2016/2/8 26:00 針の色

男の子なのに
針山とか待ち針とかロックミシンをみると
楽しくなってしまう、あたし。

ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ

2016/2/7 26:00 スワールゾーン

ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ

2016/2/6 26:30 火星版「鉄腕ダッシュ

火星版「鉄腕ダッシュ」じゃないかと噂の
「オデッセイ」を観てきた。
確かにそう言いたくなる気持ちも分かる。

リドリー・スコットは元々はイギリスの王立美術学校のグラフィック卒。
BBCを経て、コマーシャルから映画監督になった人。
コマーシャルから映画監督という流れで有名なのはスピルバーグもそうだけど
グラフィックから映画ってことで少しだけ気になる存在。
ハリウッドでは監督がカメラのファインダーを覗いてはいけないそうで
アメリカに移った当初はキーッとなっていたであろう監督も
エイリアン、ブレードランナー、などなど
さんざんいろんな仕事をして
しばらく存在感のない時期もあったけれど
今回の映画では、いい意味で肩の力が抜けた感じになっていた。
いろいろ言いたいことはあるけれど
これから観る人にネタバレになってしまっては申し訳ないので
意外とおもしろかった、とだけ言っておこう。
3Dしか選択肢がなかったので仕方なしに観たのだが
TOHOシネマズの眼鏡は
目の離れた僕でも観やすくて、よかった。
日比谷の映画館の音響も耳にキンキン来なくて観やすかった。
念のために言っておくと
映画に城島くんは出てません、あしからず。

ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ

2016/2/5 26:30 出来根さん

外苑前のマヤギャラリーで
出来根育さんの個展の最終日。
滑り込みで間に合った。
ご本人とそっくりの透明感あふれる絵。
「クリスマスの手紙」という詩集の挿絵(銅版画に着彩)が
とってもよかった。

全ての絵は自画像である。
もっと言えば全ての創造物は自画像なのであって
どうしたって作者が出てしまうから
最終的には人間性の勝負。
こういう絵を描く人生って幸せだろうなあと思いつつ
でも個展の前などは恍惚と不安で大変だろう。
それはものつくりの宿命みたいなもので
自分は天才じゃないかと思った次の日の朝には
作品が取るに足らないものに見えてみたりするんだろうけれども
創造の苦しみを味わえるのは選ばれた一部の人なわけだから
楽しまないと損。
僕ももっと真摯に真面目に取り組もうと
いい刺激を受けて事務所に向かったのだった。
で、写真は個展会場で半ば無理矢理撮らせてもらった写真。
本当はウェブに載せられるのはいやなのかもしれないけれど
みんなに見て欲しかったのだった。

ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ

2016/2/4 25:30 アートの汽水域

汽水域とは川の水が海に流れ込むあたり。
海水と淡水が混じり合うため
海の生き物と川の生き物が混じり合い
豊富な有機物が多様な生き物の受け皿となる。
まったく違うものがぶつかり合うと
おもしろいことになる場所。
それはアートでもあり得るなあと
今日、事務所にみえたお客さんと話をした。
その方は明治時代の漆の作家が好きで
正当な評価を与えられてない作品は
安く買えるというのもあって
昔から買い集めているらしい。
明治の漆器は
江戸時代の職人技に
西洋の影響で個人の作家の表現が入り込んでくるから
おもしろいとのことだった。
そういう時代は他にもある。
例えばミッドセンチュリー。
職人の手作りと大量生産の工業製品の技術を
混ぜ合わせて作られているために
今では作れない味となっている。
昔のものはおおらかでいいと思っている人もいるけれど
当時の人がおおらかに作ろうと思っていたわけではない。
精密に作ろうとしてがんばった結果で
力を抜いているんじゃなくて
いっぱいいっぱいなのだ。
人間の手と機械の手で作られた魅力。
ぎりぎりの攻防だから、なんとも言えない味がある。
では今の時代はどうかというと
デジタルとアナログの
汽水域であるはずなので
まだ誰も知らないどこかで、きっとおもしろいものが
生まれているに違いない。

ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ

2016/2/3 25:30 えほーな日

ことしは恵方巻きの少しいかがわしい由来がクローズアップされて
私は食べないなんて宣言する人もいたりして
ちょっともり下がってきたかもって感じ。
芸者さんにセクハラっぽく恵方巻きを食べさせた
なんて話は昔からあったのに
なんで今頃またそういう話になったのか。
しかし
もともと僕は手巻き寿司とか恵方巻きとか
海苔を長くまいた食べ物は好きじゃない。
海苔が噛み切れなくていやな気持ちになるから
別に恵方巻きはなくてもかまわない。
東京に出てきたころは恵方巻きなんて単語も聞いたことなかったし
せいぜい、ここ10年か20年くらいの話だから
ぜんぜんかまわない。
恵方巻きをもらったら、切って食べたらうまい。
しかし
最近の豆はカリッとしてうまい。
ついついたくさん食べて
お腹の中でふくらんで
こんな時間にいけないな。
昔の豆はこんなに食べやすくなくて硬かった。
危険だな。

ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ

2016/2/2 25:30 日本の若者

有名な文房具屋さんに行って
ちょっと特殊なプリント用紙を買おうとした時のこと。
A4はあったけれど、A3が見当たらなかったので
店員さんに聞こうとしても
繁盛している店に暇そうな人はいない。
一人だけやる気のなさそうな若者(もちろん店員さん)を発見。
「この紙のA3が前はあったと思うんですけど」
「あ、これはA4しかないです」
と、きっぱり。
「ほんとに? 困ったな。他の店舗にはありませんかね?」
「他の店舗のことは分からないですね」
と、調べるつもりはまったく無い様子。
「すみませんけど、調べてもらえませんか? 今日、必要なんです」
若者はしょうがないなあといった雰囲気で
レジの近くの年配の店員さんに相談に行った。
その店員さんは
「A3? あるはずだよ」
と、案内してくれて、A4とは少し離れた棚にちゃんと在庫があった。
若者はずっとついて来るばかりで
謝るでもなく、悪びれるでもなく見届けると
興味なさそうに去って行った。
あんなものなのかなあ。
大丈夫か? 日本の若者。

ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ

2016/2/1 24:30 工事現場の色彩構成

工事現場の看板が
なぜか美大の色彩の課題みたいになっている。

ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ

all right reserved © 1938.jp takao miyahara